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横浜市新庁舎(8代目)

横浜市新庁舎(8代目)
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横浜市の新庁舎が6月29日に開庁しました。4月から順次行われていた役所機能の移転が完了し、同日から全面的に業務が開始されています。

新庁舎は、みなとみらい線「馬車道」駅直結で、JR・市営地下鉄「桜木町」駅からも徒歩3分の立地です。新庁舎があるエリアは「北仲地区」と呼ばれており、かつては公団住宅や倉庫が建ち並ぶエリアでしたが、現在は地上32階の新庁舎を始め、超高層ビルやタワーマンション等が建ち並ぶエリアとなっています。なお、かつて存在した倉庫の一部、「旧帝蚕倉庫」は、横浜市認定歴史的建造物に指定されており、現在もその姿を見ることができます。

ところで、横浜市の市庁舎は、現在のもので8代目になります。
初代は、1889年~1911年、本町一丁目にあった横浜電信分局のレンガ造2階建ての建物でした。2代目は、1911年~1923年、関内駅前にある7代目の旧庁舎敷地内に建設されました。ルネッサンス様式を取り入れたレンガ造3階建ての建物でしたが、1923年の関東大震災により焼失しました。3代目は、1923年~1925年、桜木町一丁目にあった中央職業紹介所が関東大震災直後に臨時庁舎として使用されました。4代目は、1925年~1944年、2代目と同じく、関内駅前にある7代目の旧庁舎敷地内に建設されました。木造2階建ての建物でしたが、1945年の空襲によって焼失しました。5代目は、1944年~1950年、第二次世界大戦下、空襲を避けるため野毛山にあった旧老松国民学校(現老松中学校)に疎開しました。6代目は、1950年~1959年、日本貿易博覧会神奈川会場(現反町公園)で使用していた木造2階建ての建物に移転しました。7代目は、1959年~2020年、横浜開港100年記念事業の一環として建設されました。建物の設計は、建築家の故・村野藤吾氏が手掛け、戦後日本を代表する優れた近代建築として高く評価されている建物です。行政棟及び市会棟と両者をつなぐ市民広場の3棟で構成されていますが、行政棟は保存活用され、星野リゾートがプロデュースするホテルとして生まれ変わる予定です。

このように歴史を振り返ってみると、以前の庁舎である7代目は最も長く、60年以上にわたり市政を支えてきたことになります。その役目を終えたことに寂しさを感じますが、感謝と共に、新庁舎が今後末永く市民に愛され、新たな横浜の顔となるよう期待したいと思います。

※歴代市庁舎の変遷に関する内容は横浜市HPを参考に記載

横浜市の歴代市庁舎 MAP

文章:田那邉 広明

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