【令和５年地価公示】分譲マンションの販売単価ランキング

新築マンションの市場動向が注目されておりますが、ここでは令和５年（2023年）地価公示で分譲マンション敷地となっているポイントにおいて、地価公示価格の査定過程における分譲販売単価及びその変動率を公表データから調べてみました。

令和５年（2023年）の地価公示において分譲マンション用地の地点は約250地点あり、マンション需要が見込まれ、かつマンション開発業者が立地の目安とする駅徒歩１０分程度（約８００ｍ）の地域を中心に選定されています。このような土地をマンション適地と呼ばれます。ここでは、マンション適地の分譲価格から市場動向をみてみます。

全国分譲販売単価（１坪あたり）の年間変動率トップ１０は以下のとおりです。
なお、分譲坪単価は１０万円単位で丸めています。また当該単価に消費税等は含みません。

（注）公表データに基づき作成。情報については、その正確性・信頼性・完全性について保証するものではありません。また地価公示は各ポイントにつき2名の不動産鑑定士が評価しますが、分譲単価データはそのうち1名のみのデータとなります。（以下の表についても同様）
地価公示（ちかこうじ）とは、地価公示法に基づき、国土交通省土地鑑定委員会が、一般の土地の取引価格の指標とするなどのため、都市及びその周辺の地域等において標準地（公示地ともいう）を選定し、二名以上の不動産鑑定士の鑑定評価を得た上で、毎年１月１日時点の１㎡当たりの正常な価格を判定し公示する制度です。