レントロールは、賃貸に供されている物件について、賃借人、所在(階層・位置)、契約面積、契約期間、賃料、共益費、一時金、その他特約事項等の賃貸借の状況が記載された一覧表(テナントリスト)で、プロパティマネジメントの定期的報告業務において作成される。収益性の検証・投資判断と、レポート作成・不動産鑑定評価等に不可欠な資料である。不動産の鑑定評価では、特に証券化対象不動産の評価においては、重要な資料で、通常は、アセットマネージャー(AM)からPMレポートと共に開示され、不動産鑑定士は、必要に応じて賃貸借契約書と突合を行う。