M&Aと鑑定評価
M&Aの意義
M&A(企業の合併・買収)は、事業や経営資源を引き継ぎ、企業の存続と成長を図る手段です。売り手にとっては後継者問題の解決や雇用・技術の維持、買い手にとっては販路・人材・技術の獲得や事業拡大につながります。また、両社の強みを組み合わせることで、経営効率や収益力の向上を目指せます。中小企業庁
M&Aで不動産鑑定評価が役立つ場面
対象企業が土地・建物などを保有している場合、不動産鑑定評価は、資産価値とリスクを明らかにし、取引や経営判断の根拠を提供する役割を果たします。
| 活用場面 | 不動産鑑定評価が役立つ点 |
|---|---|
| 買収・譲渡価格の検討 | 不動産の時価を把握し、帳簿上では分からない含み益・含み損を明らかにすることで、企業価値の評価や価格交渉を支えます。chusho.meti.go.jp |
| 買収前のリスク確認 | 権利関係、利用制限、建物の老朽化などが価値に及ぼす影響を検討します。土壌汚染等についても、必要な専門調査の結果を踏まえて価格への影響を評価します。mlit.go.jp |
| 買収後の会計処理 | 取得原価の配分(PPA)が必要な場合に、土地・建物の時価評価を通じて、資産の計上額や「のれん」の算定を支えます。会計基準検索システム |
| 買収後の不動産活用 | 不動産の価格や賃料を把握することで、継続利用・売却・賃貸・拠点統合などの選択を検討する材料になります。mlit.go.jp |
M&Aの価格は、事業の収益力なども総合的に検討し、最終的には当事者間の交渉によって決まりますが、不動産の鑑定評価を活用することで適切な企業価値を算出することが岸井されます。
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