再現期間とは、ある事象が平均的に何年に一度程度起きるかを表したもので、 50年で10%を超える確率の場合の再現期間は、475年である。1年間で発生する確率をP1とすると、1年間で発生しない確率は(1-P1)、50年間で発生しない確率は(1-P1)50となり、50年間で発生する確率はP50=1-(1-P1) 50となる。50年間で発生する確率10%の場合、P50=0.1であるからP50=1-(1-P1) 50=0.1よりP1=0.002105となる。再現期間は1年間で発生する確率の逆数とされるので、再現期間は、1/P1 = 1/0.002105 ≒ 475年となる。証券化不動産などの評価で使われるPMLの再現期間や建築基準法で想定している大地震は、この475年(概ね500年に一度の大震災)が基準である。