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平成を振り返って 〜 横浜支所スタッフコラム

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平成の時代が終わりを告げよとしています。年齢や周りの環境などによって、この時代の感じ方は人それぞれだったと思います。私にとってこの31年間は、青春時代を含め人生のほとんどを過ごし、今の「私」に繋がる貴重な時間になりました。そんな平成が終わってしまうのは少し寂しさを感じます。

そもそも、平成という元号は、「天地、内外ともに平和が達成される」という意味で、平和の実現を目指すという願いを込めてつけられました。

では、その間、不動産市場はどのように推移してきたでしょうか。東京圏における商業地の公示価格(各年1月1日時点の平均価格)をベースにすると、バブル真っ只中で平成に突入し、バブル崩壊直前の平成3年に最高価格(5,084,500円/㎡)を付けた後は下落し続け、平成13年に底をうちました(862,500円/㎡)。その後は、不動産投資ファンドの台頭により、地価は上昇に転じました。割安となっていた物件の取得競争が激しくなるにつれて、次第にマネーゲームの様相を呈し、平成17~20年頃にいわゆる「ファンドバブル」が発生し、この期間に地価は大きく上昇して、平成20年までその傾向が続きました(1,410,900円/㎡)。しかしながら、サブプライムローン問題などをきっかけとして起こった米国の大手投資銀行、リーマンブラザーズの破綻(リーマンショック)が世界経済に多大なる影響を与え、これにより、地価は再度下落に転じました。平成21年以降、地価は下落し続け、平成23年には未曾有の大災害である東日本大震災が発生し、平成25年に再度底をうちました(1,041,700円/㎡)。その後は、日銀の大規模な金融緩和の影響などにより、不動産市場にも資金が流入し、地価は上昇に転じ、平成31年現在まで上昇傾向が続いています(1,520,700円/㎡)。現在、地価は上昇しているとはいえ、平成31年の価格は未だバブル時の最高価格の3割程度の水準でしかありません。

このような推移からすると、不動産市場については、必ずしも「平成」に込められた願いが叶ったとはいえないかもしれません。ただ、明確な思いを持ち、それを実現するために努力し続けることは重要だと思います。この平成の時代においても、不動産に関わるプレーヤーの皆様は、その時々の状況に応じたベストを尽くすために、ハードワークを続けてきたことでしょう。ですので、ひとまずは平成の時代と、そこでベストを尽くし不動産市場を支えてきて頂いたプレーヤーの皆様に感謝を申し上げたいと思います。

新たに始まる「令和」の時代では、不動産市場においてもディスラプション(創造的破壊)が起こると思います。変化の激しい時代が予想されますが、私たちは、専門職業家としての使命を果たすため、日々努力を怠らず、最適なパフォーマンスを提供していきたいと思います。

田那邉 広明

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